2023年4月30日日曜日

【読書】谷口功一『日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く』(PHP、2023年)

 


 右側の『スナック研究序説 日本の夜の公共圏』から6年。新著が2023/4/24に発売されたので購入し、読んでみました。公共圏として「夜の街」を捉え直していく試みなのですが、新著では筆者のスナックへの想いがこれでもかと凝縮されていて、そして社会の中に位置付ける考察もあり、どんどん引き込まれていきます。
 同書は前著の延長線上の「夜の街」の持つ価値を強調するほか、「水」商売ではなく、水「商売」にスポットを当てて、そしてその場で奮闘している(ビジネスをしている)人々を描いている物語でした。で、コロナ禍における「飲食業」に対するまなざしへの問題提起の書でもありました。
 で、(わたしにとって?)「夜の街」がなくてはならないものだということをあらためて気づかせてくれます。読んでいると飲みに行きたくなってしまいますね…^^;

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